重要なはなしを3つ
重要なはなしを3つ
一つめ
・「自分はこう思う」という意見を持っているとしても、
正反対の意見を検討するのは大事なことです。
正反対の意見によって(自分の意見)を別の角度から見ることができる。
正反対の意見を入れることで、視野が広がります。
自分の考えに自信を持って、固執してしまうと、視野が狭まることもあります。
あえて反対意見を立てることで、自分の考えに縛られることを未然に防ぐことができるのです。
二つめ
・社会参加は重要です。
社会との関わりは、必ず役割や活動を生み出します。
「役割」と「活動」が、生きるエネルギーを作り出す。
(元気だから活動するのではありません。活動しているから元気を保つことができているのです。)
三つめ
・脳には「状況依存症」という性質があります。
簡単に説明すると、同じ状況の中で暮らしていると、その暮らしが「癖」になるということです。
繰り返しは「習慣」となり時には危険なのです。
「状況依存」とは、同じことの繰り返し、同じ生活リズムで暮らし続けていると、
そこから抜けられなくなるという性質です。
対処法は、「変化」と「負荷」がカギになります。
例えば「これまでやったことのないこと」をやってみることです。
具体的には「行ったことのないところへ行ってみる」「読んだことのない本をよんでみる」
「着たことのないファッションにも挑戦してみる」などです。
中でも「会ったことのない人に逢い、知らない人と語ってみれば」
精神的固定化は予防できるのです。社会的活動が大事なのはそのためです。
参考)著者:三浦 清一郎
精神保健福祉士/介護福祉士/防災士
伊藤 大宜