「高次脳機能障害」をご存じですか?
高次脳機能障害とは交通事故などによる脳外傷、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害などの病気が原因で、
脳が損傷を受けたためにおこる障害です。
高次脳機能障害の症状では
「記憶障害」何度も同じことを話したり、質問したりする。
「注意障害」気が散りやすく、仕事でのミスが多くなる。
「感情障害」感情のコントロールができない。など様々な症状があります。
外見から障害が分かりづらく、周りから誤解を受けたり、
本人や家族の負担が大きなものになってしまいます。
主な症状は
①注意障害:集中力などが低下します。
②記憶障害:約束を守れない、事実とは異なる話をしてしまう。
③遂行機能障害:優先順位が決められない。日常生活や仕事の内容を整理したり、計画することが難しくなる。
④社会的行動障害:急に泣いたり、怒ったりする。思い通りにならないと興奮して暴力をふるったりする。
感情や行動を自分でコントロールすることができなくなります。
高次脳機能障害の方が社会で生活し、生きていくためには、
家族と周りの方の理解が必要です。
最近、性格がすごく変わった、別人のような行動をとるなど、
家族や周りの方が気づいたら、最近転んで頭を打ったり
めまいやしびれがないか確認し、早めの医療機関の受診をすすめましょう。
あなたの「気づき」が早期治療につながるかもしれません。
精神保健福祉士 伊藤
