Tips

クリニックの話

クリニックの話Tips

フレイルとは

フレイルとは、
加齢に伴い心身が衰え、
健康な状態と要介護状態の中間の状態のことを指します。



もう少し詳しく説明すると、
フレイルは、身体的な機能低下だけでなく、
社会的なつながりの減少や精神的な問題なども含めた、複合的な状態です。



フレイルの特徴

  • 身体的な衰え: 筋力低下、歩行速度の低下、バランス感覚の低下など、身体的な活動能力が低下します。
  • 社会的な孤立: 外出の機会が減り、人との交流が少なくなることで、社会的なつながりが希薄になります。
  • 精神的な問題: 抑うつ状態や認知機能の低下などがみられることがあります。



フレイルになる原因

  • 加齢: 加齢に伴う自然な身体機能の低下が大きな要因です。
  • 慢性疾患: 高血圧、糖尿病、心不全などの慢性疾患は、フレイルのリスクを高めます。
  • 栄養不足: タンパク質やエネルギー不足は、筋肉量の低下を招き、フレイルのリスクを高めます。
  • 運動不足: 運動不足は、筋力低下や心肺機能の低下につながり、フレイルのリスクを高めます。
  • 社会的な孤立: 人とのつながりが希薄になると、精神的な健康を損ない、フレイルのリスクを高めます。



フレイルの影響

フレイルになると、以下のような影響が考えられます。

  • 生活の質の低下: 日常生活動作が困難になり、生活の質が低下します。
  • 要介護状態への移行: 重症化すると、要介護状態に移行するリスクが高まります。
  • 死亡リスクの増加: フレイルは、心血管疾患や肺炎などの死亡リスクを高めることがわかっています。



フレイルの予防と改善

フレイルは、適切な介入により改善が見込める状態です。

  • 栄養改善: タンパク質を十分に摂取し、バランスの取れた食事を心がけましょう。
  • 運動: 筋力トレーニングや有酸素運動など、自分に合った運動を継続しましょう。
  • 社会参加: 地域活動や趣味活動など、人とのつながりを積極的に作りましょう。
  • 医療機関の受診: 定期的に健康診断を受け、早期に発見・治療することが大切です。



フレイルに関する注意点

  • フレイルは、病気ではありませんが、放置すると健康状態が悪化し、要介護状態になる可能性があります。
  • フレイルは、早期発見・早期介入が重要です。
  • フレイルの予防や改善には、本人の努力だけでなく、家族や地域社会の支援も大切です。



まとめ

フレイルは、加齢に伴う自然な現象ですが、
適切な対策を行うことで、その進行を遅らせ、健康寿命を延ばすことができます。

参考資料:



介護福祉士
伊藤 大宜

アーカイブ

・「転換性障害」や「解離性障害」といわれるもの

・森田理論から考える~「性格は変わり得る」

・神経症者の性格~森田理論

・自覚の大切さ~森田理論~

・中2病とは

・「行動の原則」~森田療法~

・不安とはいったいなんだろう?森田理論

・不安神経症「心臓神経症」

・不安はなぜ起こるのか?

・統合失調症 発症年齢

・深層心理

・統合失調症の早期発見早期治療

・スキーマとは

・過呼吸発作の対処法

・ストレスチェック

・適応障害とは

・共感障害

・片頭痛

・フレイルとは

・脳腸相関

・ADHD注意欠陥多動性障害

・夫源病

・マズローの欲求5段階説

・解離性健忘

・スティグマ感

・愛着障害

・社会不安症とは

・重要なはなしを3つ

・成人期の発達障害

・換気や手洗い 健康習慣に

・事実唯真

・お酒「適量ありません」カナダで新指針

・「好きなこと我慢せずに」

・毎日の温泉入浴でうつ病リスク低下

・森田療法とは

・補聴器の使用がお勧め

・死亡リスクの高い「喫煙」

・高血圧を招く、塩分摂取量。

・統合失調症とは

・更年期障害とは

・パニック障害とは

・「ギャンブル依存症」について

・「健康と睡眠」

・うつ病の治療

・いじめ

・児童虐待

・ADHD

・老化に伴う身体の変化

・体を動かす時間を10分増やす

月間診療案内表

読み込み中...

休診日   午後休診  
臨時休診   研修等休診



診療案内Information

要予約 クリニック予約専用ダイヤル、こころの相談・専用ダイヤル

※2020年11月1日から午後の診療時間は14:00~17:00に変更となりますのでご注意ください。

外来受付時間
9:00~12:00 × ×
14:00~17:00 × × ×
所在地
〒904-0324 沖縄県中頭郡読谷村長浜1275-1 1F
休診日
水曜日、木曜日、日曜日(午後)、祝日