抑うつ状態とは
抑うつ状態とは、気分が落ち込み、
憂鬱な状態が続くことを指します。
具体的には、以下の様な症状が見られます。
- 気分の落ち込み: いつも悲しい、やる気が出ない、何も楽しめないなど、強い悲しみや絶望感を感じます。
- 興味・喜びの喪失: 以前は好きだったことにも興味が持てなくなり、何をしていても楽しくない状態になります。
- 意欲の低下: 何もやる気が起きず、日常生活を送るのも億劫に感じます。
- 身体症状: 食欲不振、不眠、疲労感、集中力の低下など、身体的な症状も伴うことがあります。
抑うつ状態の原因
抑うつ状態の原因は、
遺伝的な要因、脳内の神経伝達物質のバランスの乱れ、
ストレス、生活環境の変化など、
様々な要因が複雑に絡み合って起こると考えられています。
抑うつ状態と診断
抑うつ状態が病気であるうつ病かどうかを診断するためには、
医師の診察が必要です。
医師は、問診や心理検査などを行い、
症状の程度や期間などを総合的に判断して診断します。
抑うつ状態の治療
うつ病の治療には、薬物療法、心理療法、
そしてそれらの組み合わせが用いられます。
- 薬物療法: 抗うつ薬など、脳内の神経伝達物質のバランスを整える薬を使用します。
- 心理療法: 認知行動療法など、考え方や行動を修正することで症状を改善する方法です。
厚生労働省の「こころの耳」というサイトでは、
うつ病について詳しく解説されています。
精神保健福祉士・介護福祉士
伊藤 大宜